
| 松本 | 「Aさんが今のスタッフの方達と今後とも一緒にやっていきたいかどうか、ということです。いかがでしょう、この状況になって、今のスタッフと一緒に仕事をやっていきたいと思われていますか?」 | |
| 経営者Aさん | 「はい・・・、今のメンバーとやっていかなければならないと思っています」 | |
| 松本 | 「そうではなくて・・・やっていかなければならないとか、べき論、MUST論ではなく、Aさんの本心としてやっていきたいかどうかをお聞きかせ願えませんでしょうか。」 | |
| 経営者Aさん | 「いえ・・・本当はいまのメンバーとは一緒にやっていきたくないです・・・」 |
こんにちは。
松本賢一です。
冒頭は私があるお店の事業相談を行っていた時のやりとりです。
私たちは経営者のAさんともに、何度もミーティングを繰り返し、
着々と新規事業の立ち上げを準備していました。
そして、いよいよ新規事業のオープンが近づいてきた頃、
突如、オープンを延期したいという旨をAさんから伝えられました。
私たちはびっくりして、Aさんと早急にミーティングを行いました。
そこでAさんは苦しい胸の想いを打ち明けられたのです。
Aさんはお店をオープンして間がない頃、
お客が入らなくて自分の給料すら取れない時でも、
スタッフには率先して給料を渡してきました。
お店が軌道に乗った後も、
店舗設備の拡充などで出費が必要になるため、
さすがにボーナスまで払える余裕はまだありませんでした。
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| ※写真はイメージです。 |
だからこそ、新規事業で商品を売って、
少しでもみんなが潤えるようにしたい。
そんな願いがAさんにはありました。
しかし、新規事業のオープンを間近に、
お店のスタッフが協力的ではないことを
私たちに打ち明けられました。
私はそれまでお店の体制が
一枚岩だとばかり思っていたのですが、
実はAさんだけが一生懸命に頑張っており、
お店のスタッフはそれを冷ややかな目で見ていたのです。
Aさんはそのことを落ち込みながら話されていました。
私はそのような体制で新規事業をオープンしても
うまくいかないと感じていたため、Aさんに正直に聞いてみました。
松本:
「お話はよく分かりました。
ただ、ここでクリアにするべきことは、
いつオープンするかではなく、店長さんが今のスタッフの方達と
今後とも一緒にやっていきたいかどうか、ということです。
いかがでしょう、この状況になって、
今のスタッフと一緒に仕事をやっていきたいと思われていますか?」
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こうして、冒頭のやりとりに戻るわけですが、
ご自分の本心を吐露された後、Aさんはその場でお泣きになりました。
ずっと一人で盛り上げようとして頑張ってきて、
ずっと一人で闘ってこられました。
もし、Aさんが自分の気持ちを偽って
新規事業をオープンしていたらどうだったでしょうか。
協力的ではないスタッフに囲まれながら、
自分一人でやっていかなければなりません。
仮に新規事業の売上目標である月商何千万円を達成したとしても、
自分の気持ちに嘘をつきながらいったい誰と喜べるでしょうか。
経営者であればAさんのように、
「このままこのメンバーと付き合っていきたいのだろうか?」
と迷いを感じたことがあると思います。
しかし、あなたは経営者ですから、答えを追い続け、
立ち止まることが許されない状況にあるのでしょう。
迷ったり、困ったり、自分の気持ちが分からなくなったら・・・

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そしてその答えは、誰からの命令や指示ではなく
「自分が出した答え」ですからストンッと腑に落ちるのです。

それは・・・
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例えば、冒頭のAさんのように、
「今のスタッフとやって行かなくてはならないか?
やって行かなくてもいいのか?」
という問いであれば、答えは自ずと
「やっていかなければならない」
となるでしょう。
「今スタッフが辞めたらどうなる?店が回らなくなってしまう・・・」
「代わりのスタッフだってすぐに集まるわけないし、
とにかくこのメンバーでやらなくちゃ!」
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こうなってしまいますと、
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